田中
和菓子屋さんの時の屋号は?また、エトワールドールの名前の由来は?
山田氏
和菓子屋の時は「銀月堂」です。これを改名するのは親父も了解していました。
「エトワールドール」の意味はフランス語で「金の星」なんです。和菓子屋の時は「銀の月」で銀から金になり月から星になりました。
田中
エトワールドールさんとしてオープンされたのは何年ですか?
また、洋菓子店としてのスタートはどうでした?
山田氏
エトワールドールとしては1986年創業ですね。
それから、1999年に前のビルが老朽化していたのでビル自体を新しくしました。
オープン当時は案の定苦労しました。売れない。というか洋菓子屋としてスタートしたんですかど、オープンした当時というのはまだ、
銀月堂と思って来られるお客様が結構いらっしゃったんですね。カステラを買いにきたりとか。
それで、帰られるお客さんも居たんです。
「申し訳ございません、洋菓子専門店に変わりました」と「そうね」と言って帰られるわけです。
田中
その当時メインになる商品はあったんですか?
山田氏
いや、メインになる商品は特別作ってなかったんです。
ロールケーキも作ってなかったし、カステラを作るわけにもいかないし、だからそういったお客様の為にロールケーキを始めたんです。
オープンして1年目位してからですね。
洋菓子でカステラに似たようなものと言えば、ロールケーキになるんで、それからぼちぼち売れ出しました。
最初はチョコロールしかやってなかったんですけど、抹茶をやりだした所、これは結構売れました。
当時はバタークリームで、その頃はロールケーキは福岡で他のお店では出していませんでしたし、
個人店として当時、抹茶ロールケーキ自体出してなかったと思います。結構、関東の方からも発送依頼がありました。 |