唐津くんち
漆の巨大な曳山(ひきやま)が、
曳子(ひきこ)達と共に、
唐津の旧城下町を練り歩く
「唐津くんち」は、唐津神社の
秋季例大祭で400年の歴史を持つ。
曳山は最大のもので
高さ7m、重さ3トンにもおよび、
現代の制作費に換算すると1〜2億円。
最初の曳山 赤獅子は、
江戸時代の文政2年に
刀町の木彫師 石崎嘉兵衛が製作した。
「唐津くんち」の最大の見せ場は
2日目の「お旅所神幸」。
お旅所・西の浜の砂地に曳山を
引き込む場面で、その模様は
テレビ中継やインターネットの
ライブでも配信される。
祭り期間中の人出は延べ50万人。
この伝統を受け継いできた者たちの
熱き想いが込められた
曳山を見ることができるのが
毎十一月の一日から三日までである。
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