時の太鼓




この「時の太鼓櫓」は、平成4年に

唐津城址整備計画の一環として、

唐津藩絵図に基づき、

佐賀県の地域づくり推進事業の

補助を得て、再現したものです。


唐津藩は、初代寺沢志摩守広高が、

文禄4年(1595年)に藩主となって以来、

大久保、松平、土井、水野、小笠原と

六代270余年間、江戸幕府の

譜代大名として、

唐津藩を統治してきました。


代々の唐津藩絵図によると、

四代城主土井公時代に

この地に「時鐘」がおかれ、

また、五代藩主水野公時代には、

「時之太鼓」と記されています。

六代藩主小笠原公時代になると、

「時打櫓」として、同じ城内の

別の場所に記されています。


「時の太鼓」の櫓の大きさは、

高さ7.68メートル、

間口4.84メートル、

奥行き5.36メートルで、

時計は、からくり仕掛け時計で、

午前7時から午後7時までの毎正時、

太鼓の音とともに中から

武士人形と大太鼓がせり出し、

武士が大太鼓を打ち鳴らし、

当時がしのばれる「時」を告げます。

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